2020.1.17
「綿」と「知恵」
皆様が普段きている洋服の素材は何で出来ていますか?
100%でなくとも、おそらくほぼ「綿」だと思います。
Tシャツ、パーカー、シャツやデニムなどなど。
「綿」が日本に輸入されたのは江戸時代中期と言われています。
1700年代、将軍徳川吉宗あたりが中期です。間違っていたらすいません。
「綿」が輸入されるまでの素材は樹皮や草皮などを使っていたそうです。
樹皮や草皮と違い「綿」は保温性に優れていたとのこと。
おそらく当時は「綿」自体もの凄く貴重だったのだと思います。それを表しているのが「刺し子」です。
刺し子は、生地と生地を縫い合わせることにより、さらに保温性を増し
ボロボロになった布を素材として無駄なく使うことが出来ました。海外で「boro」と呼ばれるのはそれが由縁だと思います。
※上記はあくまでも僕が色々な記事を読んだ個人的な解釈です。
そして何百年と言う時を経て「boro」は海外でも注目されるようになりました。
弊社にも僅かながらその素材が御座います。見たい方は是非。
刺し子は伝統工芸というよりか「知恵の塊」ですね。
そして何と言っても、ものを大切にしていた証です。
僕らも先人たちのように、知恵を出して、ものを大切にしていきたいですね。
今日はそんなお話しでした。
※画像 pinterest使用